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外貨建てMMFのメリットと注意点

はじめに

外貨建てMMFはマネーマーケットファンドの略で米ドルや豪ドルなどの日本よりも金利の高い国の外貨で運用する投資信託です。以前はユーロでも行うことができたのですがユーロも日本円同様に低金利になってしまったので運用のメリットが低くなってしまいました。そのためほとんどの証券会社では運用を行っていません。

特長

外貨建てMMFの特長としてはまず購入手数料が無料のところが多いです。売りと買いの差の幅であるスプレッドも外貨預金よりも低くなっていることが多いです。月数千円から1万円程度とかなりの少額からスタートできるというところが魅力といえます。

また積立型の投資信託にも対応していますのであなたの資産状況に合わせて投資額を増やすことができます。

さらに毎日が決算日でその日に増えた分の資産は元本に充当されます。たとえばあなたが米ドル建てのMMFは1万ドル投資したとします。翌日に0.1%資産が増えたとすると10ドルが利息になります。その利息が元本充当されます。よって翌日は1万10ドルスタートになるということです。複利効果を期待できるので資産が増えやすいです。

取引は1日ごとに参加・離脱ができます。長期間資金を預ける必要がないのでデイトレの投資信託的な側面も強いです。もちろん証券会社が倒産をしてもあなたの資産は基本的に保護されますのでその面での心配も必要ありません。

対象銘柄

外貨建てMMFでの対象銘柄は先進国の国債や比較的安全と言われている各国の企業債が主です。価格変動・為替差益・金利の3つを考えた運用になります。取引できる通貨は米ドル・豪ドル・NZドル・カナダドルなどのアメリカ圏を中心とした高金利国の通貨ですので金利の上昇が期待できます。

外貨建てのMMFなので基本的には円高もしくは個別銘柄の価格の低い時にエントリーすることが理想です。金利差で利益を得ることは可能です。ただ為替が円高に進むもしくは個別銘柄の価格が安くなってしまうと元本割れのリスクが出てきます。外貨建てMMFは長期投資よりも1週間などの短期投資に向いているともいえますのでこのようなところを意識することは大事なことです。ただ短期投資は長期投資よりも難しいですので注意が必要です。

またできるだけ円高の時は外貨建てで保有することをお勧めします。そうなれば円高になろうとも外貨建てで保有する分には為替差損は生じません。1ドルが110円から100円になっても資産1万ドルは1万ドルのままです。これを日本円に換算すると110万円が100万円になりますのでけっこうな損失になります。

手数料

外貨建てMMFにも必要な手数料があります。取引の手数料はかかりません。ただスプレッドでの手数料は少々かかります。またその日に得た利益の20%ほどを源泉徴収されます。ただこの利益と株式投資の損失が出た場合には相殺をすることができます。

注意点

外貨建てMMFを行うにはまず対象の証券会社に口座開設を行う必要があります。投資信託としてお金を預けるところそして毎日の利息などが入ってくるところなので口座開設をしないと取引はできません。

また外貨建てMMFには3つのリスクがあります。債券などの価格変動のリスク・為替レートの変動リスク・あとは通貨の信用リスクです。先進国の国債の場合は価格変動などもさほど大きくはありません。ただある企業債を購入するとなると何かの理由で暴落することがあります。プロの方が運用をしていく投資信託なのでそのリスクは高くありませんが可能性としては起こり得ますので注意が必要です。

外貨建てMMFと投資信託

その他のリスクとしては銀行や証券会社の勧めてくる投資信託にも元本割れのリスクを生じる可能性があるということです。外貨建てMMFは取引手数料がゼロですのでそのリスクは低くなります。

ただこの外貨建てMMFを設けた趣旨は国民に対して投資信託というものを広げたいということです。外貨建てMMFはけっこう簡単にできて少しだけど儲かるよ。少し資産に余裕ができたら投資信託もやってみないという誘いにも見えます。ただ投資信託は外貨建てMMFに比較してもハードルはだいぶ高くなります。

投資信託は初年度の運用手数料があなたの資産の数%以上かかります。2年目以降も運用手数料として3%程度は取られます。さらに為替リスクや価格変動リスクなども生じます。その上で利益を残していくことが必要になります。

しかも銀行や証券会社の保有している商品の多くに価格を落としているものがあります。普通に進むと元本割れをしてしまうという銘柄もあります。証券会社の事情で運用の専門家がその商品を購入してしまうなどの可能性も考えられます。そうなるとあなたの資産は赤字になることもあります。日本の証券会社の場合は運用責任を課されませんのであなたの自己責任ということになります。

銀行や証券会社さらに保険会社などの金融マンは日本の金融機関の投資信託にお金を預けることはできないと言っている方が大半です。投資信託で利益を得ることは簡単ではないということを肝に銘じて取引を行っていただきたいです。

参考資料
カブコム証券:https://kabu.com/first/multi_cur_mmf.html
フィナンシャルワールド:https://financial-field.com/assets/2019/02/11/entry-36030

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